大金をはたき人生の勉強
実のところ蓬莱治夫が性に芽生え行っていたオナニーとは勃起した肉胴を握りしめ擦り上げるそれではなかった。 夢精が大半を占めていたこの時期、彼の手技とは妄想による暴発… つまり性器をどのように扱えば性興奮が増し射精に至るのか知らなかったのだ。
疲れ切って婚期に至った男性諸氏にとって実に羨ましい、ほぼ何もしなくても妄想だけで何発も飛び出すという、あの方式。 それがあることで肉胴を擦り上げ出すに及ぶ。 それほどキワドイ妄想のオカズが必要なくなった分回数は着実に増していった。 それに加え両親のアレの真っ最中を目撃してしまったわけだ。
己の手で作った輪が次第に女性器でなければ気が済まなくなった。 なぜならば先に述べたように同年代の女性は中には既にして両手の指で足りないほど男根を咥え込んでいる風に思えたからだ。
汚らしいという思いと彼女らを転がしたであろう漢ども、受けたであろう彼女らへの嫉妬が、漢としてのプライドが渦巻いた。
暴発したのではない。 暴発ならその汚らしいことをやらかした女どもへの暴力でカタを付けただろうが彼の中にあったのはあくまでも告りのソレだ。
同じ漢として彼らに負けないよう、或いは奪われる前に女を抑え込み漲り暴れまわる肉胴で堕としたいと思うようになる。 ただ彼らと違うのは恥をかかずして目的を果たそうとするようになっていった。
その結果金の力に証し風俗でヌイてもらうというやり方を… 選ばざるをえなかった。
それというのもよくよくライバル連中を見てみると女を堕とした漢の大半が社会的に恵まれた環境にあるように思えたからだ。 この点だけは叶いそうになかったが一瞬だけなら勝てそうな気がした。 預貯金を全てその方面につぎ込み簡単に開いてくれそうな女を風俗で探すというやり方だ。
1回の料金が片手で済むなら預貯金を全て叩けば〇〇回程度通えるし、そうなると相手も情が移って… などと考えてのことだ。 ところが彼女らの稼ぎたるや相当の金額に登りとても薄給の漢の手に負える筈も無かった。
それが理解できなく、しかしもう少しで彼女らの気持ちを支配できるんじゃなかろうかという思いに至りつぎ込むだけつぎ込んでしまっていた。
頼れるのは親のみとなり、それなりに理解してくれそうな母親に頼んでみたという訳だ。
確かに理解はしてくれた。 何故ならこういったことの支配権を握るのはおおよそ女ということを知っていたからだ。 不倫したとしても妻ならある程度大目に見てくれなくも無いが夫なら大抵の場合即離婚・慰謝料となるからだ。
結婚当初は毎日のように求め合っていたものが年数を経るにつれまず亭主がそういった行動に移さなくなり、次第にレスが募り妻にして諦めムードが漂い始めていて、それがたとえ息子であっても活発に性欲が湧き起ることに興味を抱かざるをえなかったからだ。
お金を無心すると最初こそ苦言を言いつつ無条件で手渡してくれていたのもが次第次第に苦言のみならず行動に打って出始めた。
お金をかけなきゃいけないとは一体全体どういった状態になってるのか、まず見たがった。 見る分にはそう問題はなかったがそのうち触り始めた。 触ると同時にオンナとは然るべきものなどという性教育まで始まってしまった。
つまるところ自分と比較し外にろくな女はいないという訳だ。 選ぶなら自分のような女を選べと言ってきたのだ。
- 関連記事
-
-
路上で蹲る女性 2023/09/28
-
大金をはたき人生の勉強 2023/09/27
-
何も知らないままモヤモヤする気持ちを抑えきれなくひたすらオナニーに耽る若者たち 2023/09/26
-
tag : 近親相姦
その他連絡事項
- 官能小説『知佳の美貌録「お泊まりデート」 彼のマンションから朝帰りする久美の次女瑠美』
- 小説『残照 序章』
- 小説『残照』
- 官能小説『ひそかに心を寄せる茶店の女店主』
- 官能小説『父親の面影を追い求め』
- 掘割の畔に棲む女

- 残照
- 老いらくの恋
- ヒトツバタゴの咲く島で
アップデート 2025/01/11 07:10
投稿記事へのコメントをお待ちしています。
ぶろぐ村は幅広い分野のブログを閲覧できることが魅力の日本で唯一の検索エンジンです。
にほんブログ村が提供する「ブログみる」はインストールが簡単で、いろんなブログをストレスなく見ることが出来ます。
例えばスマホ版をご利用の場合、いつでもどこでも好きな時間に好きなだけブログを見ることが出来ます。
ご利用法>>>
バナーをクリックしていただくと、1つのリンクだけで下記3リンクへ自動で振り分けられるページに移動できます。
※閲覧する端末ごとに遷移先が分かれています。
- ブログみる Android版
- ブログみる iOS版
- ブログみる 公式サイト
直接各々のアプリにアクセスご希望の方はこちら>>>
PR