四畳半での謝礼 ~漢を喜ばす技について、赤裸々に語り合う人妻たち~

彼女らに言わせると、春を鬻ぐのは好き好んでその道に入ったものと、生活のためやむなく入ったものとに分かれていて、よく芸能番組で取りざたされるのはどちらかと言えば前者、表社会では決して知られることのない場所で売られるのが後者だという。
四畳半と比べ、如何にも華やかな部屋に通されたというのに、彼女らはれっきとした後者だというのだ。
「あのね、あんたが探してる女は紛れもなく前者だよ。 狭い世界だ、仲間の顔や名前なんて、みんな知ってる。 けど、その女は私らは知らない。 間違いない。 抜けようと思えば抜けることが出来たはずなのに、自分の都合で抜けなかった。 私らと違ってね。 そんなことをする女には、かかわらないほうがいいと思うんだけどねぇ」
そのものズバリ言い当てられたわけではないが、悪いことは言わないから、手を引けと言われたような気がした。
表向き、如何にも優し気な言い方だが、要するに自分ら以外の女をいい気になって買うと、後で痛い目を見るのはあなただよと闇売春の女にくぎを刺された。
彼女らの言うあの時の女との間に金銭関係はまるでなかった。 その点なにも怯える必要はなかったが、公園で初めて姿を見た時の彼女は、明らかに今顧客として迎えたのか、それとも以前からそうなのか、やり取りの中に男女間でいうところの相通ずるというやつがあった。
彼女らの言う前者がやらかすこととはつまり、必ずしも金銭目的ではなく、快楽のために漢を漁りに来ることも…。 ということになる。
あれほどの美女が、何故そんなことを…
思いを巡らせていると、傍らで哲也の様子を窺がっていた女がやおら手を伸ばしてきた。
「どうしたの?ぼんやりして。 今日はヤリに来たんでしょ? 余計なこと考えないで、ヤリたい時は素直にお願いすればいいのよ」
可愛がってあげるからといったっきり、返事を返す前にもう、前を開けられ、まだどうしようか迷って萎えたままだというのに、有無を言わさず引っ張り出されていた。

挨拶代わりに何と言おうかと思った矢先、口を突いて出たのがこの言葉だった。
「あらイヤだ。 それっておのろけ? それとも…」
言いかけて女の顔が曇った。 実に感の良いオンナで、それが哲也にとって初めての経験、それもつい先ほど話題に上った女だと分かったらしい。
「ここに至ってまだその女を想い出すわけ? ホントにヤリたくて来たの? それとも何か情報が欲しくて? もしそうなら無駄よ。 ここいらの女はアソコは緩いけど口は堅いから」
言い置いて何度も首を回し、肩に手を置き顔をしかめた。 この漢は商売にならないとでも思ったrしい。
「どれっ、貸してごらん」
哲也はズイッと近寄ると、躊躇うことなく女の肩に手を置いた。 そのやり口が素人っぽくなかったせいなのか、女は何も言わず身を任せた。 哲也も哲也で、相手の返事を待たずして、ゆっくりと揉み始めた。 それが良かったのだろう、哲也に身をゆだねることしばし、時間とともにうつらうつらしてくれた。
「それでなんでしたっけ?」
哲也に完全に躰をゆだねていた女が、凝り固まった躰をロハで楽にしてくれた代わりに哲也の悩みを聞く気になってくれたらしい。
哲也はその時の女の名前を敢えて伏せた。 伏せておいて女とどういった関係に至ったかをかいつまんで話した。 どういったやり方で躰の関係が出来上がったかをだ。
「それが証拠よ」
唐突に返事が返って来た。
「証拠って、何が?」
哲也は女の、素性は素性でもどこのだれで、いったいこれまで何をやらかして来たか、それが知りたかった。
「さっきも言ったでしょ。 あなたを最初に見かけた時、あなたには女の影が付きまとう。 そう感じ取って諦めたのよ。 一刻はね」
根っからの浮気女でお金に執着はするけど、かと言って漢なしで生きてゆけるかというと、そうでもない。 そこを何とかならないかと近づいたと、そう述べた。
「一刻はというと?」
「一刻、そう一刻よ。 出逢った時、その女 なんか変な感じしなかった? それがその女の正体よ」
哲也は今追っている薬 物のことを口にしようかすまいか迷ったが、結局そのことは伏せておいてしつこく面倒を見ようとしてくれたことだけ告げた。 すると、
「あなたが主張したいことは半分当たってる。 けど、半分は間違ってる。 その女はあるふたつの問題を抱え…四畳半だか何だか知らないけど、そこを訪問してきたのよ。 その中のひとつが使命を持って訪れはしたが、来た時にはもう漢に飢えて冷静さを失ってたってこと。 わかった?」
彼女は、敢えてその原因については口にしなかった。 口にはしなかったが、それほどまでに躰と心をク ス リは蝕むと言いたかったらしい。
それを訊いて哲也がしょんぼりすると、いきなり笑い出し
「大丈夫よ、自信もっていいわ。 あなたのコレ拝ませられたら、それも気の良いあなたを前にして。 女なら誰でも欲しくなるわ」
そうよねえ~と言いつつ振り返ると、隠れて壁の向こうで訊いていたんだろう。 女たちが一斉に集まって、先ほど哲也が話して聞かせた内容について討議が始まった。
やたらダメを連発しつつ、喘ぎ声を織り交ぜることに始まり、口の中だろうが体内だろうが放射を、声を上げ受け止めること。
更には拒んでおいて結局最後は魅せ、漢がソコを舐めたり嬲ったりすると悦びに満ちた声を張り上げ、その行為から逃れようとすることなどなど
「あれが手なのよねえ~~」
などといいながら模擬演技まで披露してくれ
「楽でいいわね~ あの人たち。 ウチらそんなわけにはいかないもんね」
ひとりが言うと
「そうでもないわよ。 面白半分、何処の馬の骨とも限らないやつに貸し出されてごらんよ。 それも信じて一緒になった漢によ」
「そうそう、そうなのよねえ~ お~いやだいやだ」
そんな奴が客として来たら、気分はサイテーと言いつつ笑い転げた。
全く利益に繋がらないかと、半ば諦めていたものが、どのあたりからそのような気になったのか、ちゃんとヒントだけはくれた。 しかも、四畳半で女が使ったという技を、仲間が入れ代わり立ち代わり実戦で使ってくれたのだ。
何処をどう動かしたらそうなるのか分からないが、ここいらを締め上げると断言し迎え入れると、ちゃんとその通り締め上げて来る。
ヒダから蜜を垂らすと公言し、本当に哲也に触れることもなく自分で触ることもせず、男根を拝んだだけで垂らすのだ。
(女は魔物だ…)
末恐ろしくなって、そこから先はやんわりと断った。 が、必要経費は払わされたものの、帰る頃には吸い尽くされて根元辺りに妙な痛みが走った。
恐ろしいところかと思いきや、女どもは明るく笑って送り出してくれた。
A married woman who feels sexually excited
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アップデート 2025/01/11 07:10
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